SB TEMPUS:AIと医療データで個別化医療の支援を目指す

株式会社SB TEMPUS(以下、SB TEMPUS)は、ソフトバンクグループ株式会社(以下、SBG)と Tempus AI, Inc.(以下、Tempus)が、米国で蓄積したTempusの知見や技術を応用した個別化医療を支援するサービスを日本で提供することを目的として設立された合弁会社です。2015年に米国で設立されたTempusは、ヘルスケア領域においてAIを実践的に応用した個別化医療を推進しています。さらに、4,500病院の臨床データ、分子データ、画像データをリアルタイムで収集し、標準化および匿名化したうえで自社のデータベースに蓄積しています。SB TEMPUSは「医療情報革命で人々の悲しみを幸せに」という経営理念を掲げ、がんで悲しむ人を少しでも減らすことを目指しています。2024年6月、SBG会長兼社長の孫 正義は、SB TEMPUSの設立を発表した記者会見で以下のように述べました。

「人々の悲しみを少しでも減らすために科学技術、AIの力、メディカルサイエンスを使う。ASIなどの情報革命は、人類を破滅に導くためのものではないと思っている。その最大の理念は、人々の幸せのためであり、そのためにやる」

個別化医療の支援に向けて

SB TEMPUSは、Tempusと同様に「遺伝子検査」「データ収集・解析」「AIアプリケーション」の3つの事業を順次展開し、個別化医療を推進することで、病による人々の悲しみを無くしていく事を目指しています。

現在、子会社のGenMine Labsを通じて遺伝子検査の提供を開始するとともに、医療データの利活用の提供に向けた取り組みを進めています。

遺伝子検査

SB TEMPUSは、がん患者一人ひとりの遺伝子情報を詳細に解析する「がん遺伝子パネル検査」の実施が当たり前となる未来を目指しています。この検査では、多数の遺伝子を一度に調べることで、がんの特徴に応じた最適な治療方法を見つけることが可能です。2025年9月、遺伝⼦検査技術を活⽤したソリューションを提供するコニカミノルタREALM株式会社(現、株式会社GenMine Labs、以下、GenMine Labs)の全株式を取得し、子会社化しました。GenMine Labsの⾼度な遺伝⼦検査技術やがんゲノムプロファイリング検査における豊富な知⾒とネットワークを生かし、SB TEMPUSは早期にゲノム検査事業を立ち上げることができました。がん個別化医療のさらなる精緻化の加速を目指すGenMine Labsとともに、日本におけるがん診断と個別化医療の発展に貢献します。

医療データ利活用

医療データの標準化・構造化を通じて、臨床現場の業務効率化や個別化医療の推進を支援します。具体的には、電子カルテ、遺伝子データ、病理データ、画像データなど、医療機関が保有する多様なデータを統合し、活用しやすい環境を提供します。これにより、治験リクルートの効率化や医薬品開発の加速、個別化医療の推進が期待されます。また、医療データの品質を確保するため、医療専門家による品質チェックを実施し、臨床現場や研究で利活用されるデータの品質を担保します。現在、SB TEMPUSは日本の医療機関と連携し、データ収集・構造化の実証実験を推進しています。この取り組みを拡大することで医療データの価値を最大限に引き出し、医師が患者一人ひとりに最適な治療を提供するための支援基盤を強化し、個別化医療の実現に貢献することを目指します。

医療情報革命で人々の悲しみを幸せに

一人ひとりの病に個別に対応できる仕組みを実現するためには、統合された医療データと、データを処理するAI技術の確立が鍵となります。SB TEMPUSは、医療データとAIに基づく診断と治療の推進によって、日本の医療界と緊密に連携しながら、医療の飛躍的な進歩への貢献を目指します。

関連リンク
SB TEMPUS
GenMine Labs

LATEST ARTICLES

最新記事

TAGS

タグから探す

すべてのタグ