変革の歴史とAI革命への挑戦:ソフトバンクグループの歩み

ソフトバンクグループは、情報社会のインフラを担う「ソフトウェアの銀行」のような存在を目指し1981年に創業しました。情報革命における最先端の事業がパソコンからインターネット、そしてブロードバンド、さらにはスマートフォンへと変遷してきた中、私たちは常にその変化の最前線に立ち、パラダイムシフトによる時代の大きなうねりを見通して、その時代における最も優れた企業とパートナーシップを組んで事業を推進してきました。そして今、すべての産業を再定義しようとしているAIによって、情報革命は新たなステージを迎えました。私たちは、画期的なテクノロジーの展開を加速させ人々の幸せに貢献したいという思いで、AIを活用して世の中を変革しようとしています。AIが向こう数十年で、過去300年を超える革新をもたらすと信じ、私たちは世界中の投資先や子会社などと志を共有しながら、共に未来を切り開いていくことを目指しています。

1980年代:創業とソフトウェア流通・出版事業

ソフトバンクグループの歴史は1981年、パソコン用ソフトウェアの流通事業から始まりました。国内外のソフトウェアを取り扱い、情報社会のインフラとしての役割を担うことを目指しました。1982年には日本のパソコンユーザーの裾野を広げることを目指し、パソコン雑誌を発行するなど、IT業界の発展の一翼を担う活動を展開しました。

1990年代:インターネット事業への進出

1994年、ソフトバンクグループはSoftBank Holdings Inc.を設立し、米国のインターネット関連企業への投資を本格化させました。また、1996年を「インターネット元年」と位置付け、その前年に出資をした米国Yahoo! Inc.との共同出資により、日本法人であるヤフー株式会社(現 LINEヤフー株式会社)を設立し、インターネットに関する事業や子会社を、次々に立ち上げていきます。Yahoo! JAPANは検索エンジンを中心とした新たな情報流通の形を創出し、多くのユーザーに利用されるサービスへと成長しました。

2000年代:ブロードバンド・モバイルによるインターネット革命

2000年、その前年に創業したばかりのAlibaba.com Corporationに出資したソフトバンクグループは、2001年には日本国内のインターネット通信速度の向上を牽引すべく「Yahoo! BB」の提供を開始し、ブロードバンド事業に進出しました。2004年には日本テレコムの買収を通じて通信事業の基盤を強化し、さらに、2006年にはボーダフォン日本法人を買収し、携帯電話事業に参入し、低額で革新的な料金プラン「ホワイトプラン」やネットワークの増強、端末の充実などで顧客基盤を拡大していきました。

2010年代:本格的なグローバル投資

2010年代に入ると、ソフトバンクグループはさらなる成長を遂げます。2010年には「ソフトバンク 新30年ビジョン」を発表。創業の原点に立ち返り、ビジョンや戦略をより明確にしました。2013年には米国スプリントの子会社化により、当時、ソフトバンクグループは日米最大級の顧客基盤を抱える通信事業者となりました。2016年にはAI時代を見据え、半導体テクノロジーにおけるリーダーである英国アームを子会社化しました。また、2017年には世界最大級のテクノロジー投資ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を設立し、AIを活用する企業への投資を本格化させました。

2020年代:AI時代への飛躍

2020年代に入り、ソフトバンクグループはAIの発展をさらに加速しています。2023年にはアームがNasdaq Global Select Marketに上場し、AI時代の基盤を担う企業としての存在感を高めています。

2025年、ソフトバンクグループはOpenAIと共に「Stargate Project」を発表しました。 Stargate Projectは、OpenAIのために新たなAIインフラストラクチャを米国内で構築するため、今後4年間で5,000億ドルを投資することを計画している新会社で、このうち1,000億ドルの投資を直ちに開始していく予定です。最先端のAI技術の発展を推進し、経済成長を促進し、イノベーションとチャンスに満ちた未来を形作ることを目指します。また、個々の企業の全てのシステム、データを安全に統合し、当該企業専用にカスタマイズされた企業用最先端AI「クリスタル・インテリジェンス(Cristal intelligence)」の開発・販売に関するパートナーシップも発表し、最初に取り組む日本での展開を通じて、世界規模でAI変革の実現を目指します。

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